「順番待ちの連絡、LINEでできないかな」と考える方は多いと思います。結論から言うと、LINE公式アカウントだけでも、小さな規模なら順番待ちの連絡はできます。ただし、お店が混んでくると、はっきり破綻するポイントがあります。この記事では、無料でできる範囲と、仕組みが必要になる境目を正直に整理します。
LINE公式アカウントだけで、順番待ちはどこまでできるか
LINE公式アカウントは無料で開設できます。お客様に友だち追加していただければ、1対1のチャットができるので、「3名で待ちたいです」「順番になりました」というやりとり自体は可能です。
つまり、こういう運用です。
- 店頭に友だち追加のQRコードを貼る
- お客様がチャットで「並びたい」と送ってくる
- お店は紙のメモやノートに順番を控える
- 順番が来たら、そのお客様とのチャットを開いて「どうぞ」と送る
1日に数組しか並ばないお店なら、これで十分に回ります。費用もかかりません。まずこれを試してみる価値はあります。
正直に言うと、ここで破綻します
このやり方には、お店が混んできた瞬間に崩れる弱点があります。
- 受付番号が無い。「私、さっき送ったんですけど」と言われても、チャットの一覧から探すしかない
- 待ちリストがLINEの外(紙やメモ)にあるので、チャットとメモを見比べながらの運用になる
- 「いま何組待ちですか?」に、そのたび手を止めて答えることになる
- スタッフが2人以上いると、誰がどのお客様に返信したか分からなくなる
- 呼んだのに来ないお客様を、どれくらい待って取り消すかの管理が手作業になる
目安として、ピークの時間帯に5組以上並ぶ日があるなら、チャット運用は限界だと思ってください。お客様を待たせる仕組みのはずが、スタッフがチャットに張り付く仕組みになってしまいます。
費用の面はどうか
LINE公式アカウントの無料プランは、月に送れるメッセージ数に上限があります(執筆時点で月200通。最新の条件はLINEの公式サイトでご確認ください)。1回の呼び出しに受付確認と呼び出しの2通を使うと、月100組ほどで上限に届く計算です。土日が忙しいお店なら、無料の範囲はすぐに超えます。
順番待ちシステムを組み合わせると、何が変わるか
順番待ちシステムは、この「LINEの外にある管理」を自動にするものです。TurnBeeの場合はこう変わります。
- お客様がQRコードから受付すると、受付番号が自動で発行される
- 待ちリストが画面に自動で並ぶ。複数の端末で開いても同じ状態になる
- 順番が来たらボタンを押すだけで、お客様のLINEに呼び出しが届く
- お客様は自分のスマホで「いま何組待ちか」を確認できる(聞かれなくなる)
- 呼んだのに来ないお客様は、設定した時間で自動キャンセルにできる
- 受付と同時にお店のLINE公式アカウントの友だちが増えるので、来店後のお知らせにもつながる
LINEを使わないお客様には、メールやSMSでの呼び出し、スタッフが代わりに受付する方法も用意されているので、待ちリストは1つにまとまります(SMSは1通ごとに費用がかかるため、ご希望の店舗さま向けの従量制です)。
LINEで順番待ちを使うときの流れ(使い方)
実際にどう使うのかを、お店の準備と、営業中の流れに分けて紹介します。TurnBeeを例にしていますが、LINEで呼び出す順番待ちの仕組みは、おおむね同じ流れになります。
お店の準備(はじめの1回だけ)
- 1. 順番待ちシステムに登録する(TurnBeeは3分ほど・クレジットカードの登録は不要です)
- 2. 受付でお伺いする項目を決める(人数、カウンター/テーブル、お子様の人数など)
- 3. お店のLINE公式アカウントとつなぐ(管理画面の手順ガイドに沿って設定。代行も可能です)
- 4. 店頭に貼るQRコードのポスターを印刷する(管理画面からそのまま印刷できます)
営業中の流れ
- 1. お客様が、店頭のQRコードをスマートフォンのカメラで読み取る
- 2. 「LINEで受付する」を押すと、お店のLINE公式アカウントの友だち追加をご案内したうえで受付が完了し、受付番号がLINEに届く
- 3. お客様は、自分のスマホで「あなたの前に何組」を確認しながら、車の中や近くで待つ
- 4. 順番が来たら、お店は受付一覧の「お呼出」ボタンを押す。お客様のLINEに呼び出しが届く
- 5. 来店されたら「ご案内」を押して完了。来られない場合は、設定した時間で自動的にキャンセルになる
スマートフォンをお持ちでないお客様は、スタッフが代わりに受付して番号をお伝えできます。QRコードのポスターには「スマホをお持ちでない方はスタッフにお声がけください」とあらかじめ印刷されているので、「自分は並べない」と思われる心配もありません。
規約面で気をつけたいこと
どの方法を選ぶ場合でも、送ってよいのは「順番のお知らせ」など、お客様が求めた連絡です。そこにクーポンやセールの案内を混ぜると広告の扱いになり、あらためて同意を得るのが安全な考え方です。チャット運用でもシステム運用でも、ここは同じです。
まとめ:規模で選べば失敗しません
- 1日数組まで → LINE公式アカウントのチャット運用(無料)で十分
- ピークに5組以上並ぶ → 仕組みを入れる価値がある
- どちらの場合も、LINE公式アカウント自体は集客の資産になるので、作っておいて損はない
TurnBeeは初期費用0円・月額5,500円(税込)で、30日間は無料でお試しいただけます。混雑する曜日だけ試して、チャット運用と比べてみるのが確実です。
